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その9 スキンダイブって難しい

じわじわと冷たい水の感触が来る。が!
私には極度の緊張のため、全くといって良いほど
感じ取れなかった。
takeちゃんちょっと寒いと途中言っていたがね。
もう1人の飛び入りの男性は黙して語らず。
どうなんだろ?

私達の周りにはファンダイブで来ていた団体様が
居た。私達と同じスーツを来ている人はなぜか
1人も居ない。なぜだ?!

その時は解らなかったのだが彼らが着ているのは
ドライスーツという水中でも濡れない特別なスーツ
だった。今日の水温は16度。紀伊半島ではビーチで
はほぼ最低水温にあたる温度。

この水温で普通はウェットで潜ったりなんかしない。
私達の着ているスーツは5mmの2ピースのスキン
のスーツでマシなものの全身真っ黒のスーツは結構
目立つ。

という事は講習終了後に明かされたんだけどね。
NAUIのふさわしいダイバーとは!という要項
(そんなもんがある;--)にこんな内容のものがある。
とインストラクターはのたまわった。

「水温16度以下をウェットスーツで潜る経験を
有することがふさわしいダイバーの1条件である」
とね(笑)

初めての講習でふざけんじゃねえ~!!である。
今じゃそんな水温でウェットで潜ろうなんて露とも
思わない。そんな事があってからNAUIはスポ魂団体
なんだ~という認識を新たにした。

きっと他にも笑える条項があるに違いないがインス
トラクターにでもならない限り見ることはないよう
な気がする。

まず最初に行ったのはフィンキックの練習。
15m程の距離をマスクとシュノーケル、フィンで
泳ぐ。3人の中で郡を抜いて下手くそでん~もうちょ
っと頑張りません?と言われる始末。
もう十分頑張っとるわ!

その後はジャックナイフの練習、最初にお手本を
見せられて腰に重りを巻いて自分で自力で潜る練習を
するのだが、ウェットスーツの浮力でちっとも沈まな
い。足を持ち上げてもらってようやく沈む・・3m程
しかないのに1mもいかずにピストン運動は心身共に
しんどい。他の2人は3回に一度位は沈めるが結局10
回チャレンジしても1回しか沈めなかった。

海に慣れ親しんでいないとはいえ、ここまで自分が飛
びぬけて下手くそだと正直やってらんない!とまで
思い出す。寒いし~何やってもうまくいかないし~

スキンダイブの講習が終わる頃にはふてくされていた。
いくら何でもひどいっす!あ~さぶうぅ!!

暖かいお茶を頂き、15分の休憩後はついに器材をつけ
ての講習が待っていた。
つづく



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